幼児用ドリルの家庭での使い方(1)導入時に気をつけること
代表の袖山です。
昨年度より、入塾対象学年を小1からにしました。それからは小学校低学年・中学年の生徒さんが多く入塾され、通われるようになりました。
弟さん・妹さんがまだ園児という方もいらっしゃって、最近では個別懇談などで園児に何かドリルや問題集をやらせたいが、何をやらせれば良いか、という問い合わせを頂きます。
そこで、不定期連載として、幼児用のドリルをいろいろと試してみて、その所感をまとめてみたいと思います。
これは私が家で(年少の息子と)使ってみての感想ですので、そのまま他の子でも同じようなるということはありませんが、参考にはなるかと思います。
まずは導入に当たっての注意事項ですが、
・何か自然なきっかけを作って、さりげなく勧める
たとえば、ウチの場合は、幼稚園の先生から「おうちでハサミの練習をさせてあげて下さい」と言われたので、「おうちでいっぱいチョキチョキしようか?」と聞いてみたら「うん!やる!」となったので、ハサミ練習のドリルを買ってきて、それからは「ノリで貼る」→「クレヨン」→「えんぴつで線を引く」という感じで拡げていきました。
・子どもがその気になっていないのに、無理矢理習慣づけようとしないこと
いきなり子どもに勉強の習慣をつけようと思って、毎日こつこつやらせようとか、決まった時間にやらせようとか、欲張るとうまくいきません。
楽しくないと続きませんから、子どもがやる気になっている時にだけやるとか、やることが無いときに誘ってみるとか、とにかく「親から一方的に子どもにやらせる」という空気をいかに排除するかがポイントだと思います。
・1冊のドリルを最後までやりきらせようとしない
市販のモノは幼児用に限らず、小学生でも中学生でも、難易度の調整がきめ細かくなっていません。
最初は簡単でも同じ1冊の中で難易度がどんどん上がっていくモノが多いです。なので、無理して先に進めようとしてもうまくやれなくて、やる気を失ってしまう可能性が高いです。
それを回避するには、前もって同じドリルを買って置いて、苦しくなってきたら、新しいもう1冊を最初からやらせるといいです。
シリーズによっては、同じ難易度で続編が出ていたりするので、それを買っておくと良いです。
園児の場合、出来ないことを何とか出来るようにするよりも、出来ることを繰りかえしやらせているウチに、出来なかったことが出来るようになるという方向で進めた方が良いです。
ウチはこのシリーズから使ってみましたが、ここに行き着くまでにいろいろと紆余曲折がありました。
次回は、このことを書いてみようと思います。