ネクサスブログ

20

Jun

国語の選択問題を自分で作る!

 

これから多くの中学・高校でテストが実施されます。計画的に学習を進めて得点アップを目指してがんばりましょう。

 

さて、今回は国語の読解問題、特に選択問題についての解き方を紹介したいと思います。

 

本文を読み終わり、設問を確認すると「筆者の主張」「傍線部の意味」「なぜ筆者はそう思うのか」などと本文の一部分に関する理由や意味が問われます。

 

しかしすぐに解き始めるのはストップ!  選択肢を確認する前に、もう1度本文に戻りましょう

 

そして傍線部を読み、前後の文に目を向けます。あるいは、傍線部と同じキーワードが使われている箇所を探します。

そうすると、先ほど設問で問われていたことがなんとなくイメージできます。「こういうことが選択肢にあるんじゃないかな」と予想できればベストですね。

その内容に関係ありそうな箇所から傍線部に向かって矢印をつけて目立たせましょう。

 

そしていよいよ選択肢の確認です。

1文で書かれていることが多いと思いますが、いくつかのまとまりに分けてみるといいでしょう。

➀〇〇であるため、 ➁□□することは ➂△△である

例えば上のように3つのまとまりに分けたとき、本文に合わない内容が一箇所でもあれば候補からはずします

そして残った選択肢のうち、自分で考えたものに一番近いものを選びましょう。

 

ここで1つ注意しなければいけないのは、本文と同じ内容と言えるものの、「表現が違う」ときです。

本文にないからといってすぐに不正解とはなりません。ただの言い換えの可能性もあるからです。

 

以上のことに注意して、選択問題で確実に正解できるように練習を繰り返しましょう。

 

 

06

Jun

語彙力を伸ばすための問題集

今回は以前に投稿しました、この記事の続きになります。

現代文の勉強に困っている人はまずはここから始めよう

 

この記事を書いた後に、新刊で語彙力を鍛えるドリルが発売されましたので、今回はその問題集の紹介をしていきます。

 

『書いて覚える! 国語力を伸ばす  語彙1700ノート』(文英堂)

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語彙を伸ばす系の書籍は、単語とその意味が簡潔にまとまっていて、それにその単語を使った例文が載っているという形式です。

別途問題が載っているわけでは無いので、何回も繰り返して読みながら覚えていくことになりますが、読むだけで覚えるのは苦手な方も多いです。

 

このドリルは1ページに同じテーマの単語が12個載っており、意味と類義語がまとまっています。

同じページの下部に例文の穴埋め問題があり、その12個の単語中から選んで埋めていく、という形式になっています。

ただ読むだけではなく、穴埋めドリルをすることで記憶の定着をはかっていきますので、丸暗記よりはスムーズに進めていけます。

 

高校入試に向けて語彙を伸ばす目的でこの時期からコツコツ進めていくことにも使えますし、高校1年生が現代文対策の1冊目にこのレベルの単語をおさらいするのにも使えます。大人でも意外と知らなかったり、間違えて覚えている言葉も多いので、良いトレーニングになるかと思います。

 

ただし、中学生には難度が高めの単語も多いので、もともと国語を苦手な方は、「現代文の勉強に困っている人はまずはここから始めよう」の記事で紹介した『ゆる語訳 現代文単語』から始めても良いと思います。

 

こういった語彙力強化問題集は市販のものではあまりなく、あっても上級者向けのものが多いです。

今回紹介した『書いて覚える! 国語力を伸ばす  語彙1700ノート』はまだ易しい方です。

 

もっと易しい語彙力育成問題集は塾専用教材ではたくさんありますので、塾の授業ではそちらを使って授業を行っています。

 

16

May

蒸散の計算のコツ

中2の理科の定期テストや高校入試によく出題される問題の1つに、植物の蒸散の実験があります。

今回はこの問題を解くコツを取り上げてみようと思います。

 

Q.

同じ植物の枝を4つ用意し、葉の裏にワセリンを塗ったものをA、表に塗ったものをB、

何も手を加えないものをC、葉を取り除いたものをDとする。

それぞれ水を入れた試験管に挿して水面に油をたらし、光の当たる場所にしばらく置いた後、

水の減少量を調べたら下の〈表a〉のようになった。

葉の表・裏から放出された水の量はそれぞれ何㎤か?

蒸散

 

 A.

この問題で最も注目すべきポイントは『どの部分から水が放出されたのか』です!

 

葉の表から放出された水の量は[A−Dで求められるため、2.4-0.8=1.6(㎤)

葉の裏から放出された水の量は[B−Dで求められるため、5.2-0.8=4.4(㎤)

 

それぞれ[C−B[C−Aでも求めることができます。

ぜひ試してみてください!

02

May

文章を速く読むということ

「初めて読む文章が時間内に読み終わらない」

「速く読もうとすると内容が頭に入ってこない」

 

こういった悩みを聞くことがあります。

国語よりも英語でよく聞く悩みではありますが、今回は国語についてのものとして記事を書いていこうと思います。

 

悩みに悩んだ末に

「設問文を先に読んでから本文を読む」

という最終手段に出る場合もありますが、あまりおすすめしません

基本的に読み終わらない量の文が出題されることはありませんし、設問で「こういった内容だ」と勘違いしたまま本文を読んで読み間違いが発生する可能性も高いからです。

また、読み飛ばして良い内容というものも存在しないと思います。自分で文を書くときに「関係ない内容も書いておこう」と考えるひとはあまりいないと思います。例えを使ってわかりやすく伝えたい、繰り返すことで強調したい、と読者のために文章を書こうとするはずです。できれば本文全てに目を通してほしいところです。

 

さて、「どうすれば速く読めるようになるのか」という問いの答えはずばり、「できるだけたくさんの文章を読んで訓練する」以外にないと言えます。

文章を読むスピードは、読書の量に比例すると言われていますから、正直なところ「たくさん読む」以外に近道はないのです。

 

「そんなあ・・・・・・」

と思ってしまうかもしれませんが、確実な近道です。

 

ただ、本当にただ読めばよい、ということでもありません。

ポイントは2つあります。

 

1 速く読んで、頭の中で段落の内容をまとめる

2 傍線部をじっくり読んで、自分で問題を作ってみる

 

1 早く読む、ということは読み飛ばすということではありません。「こういう内容だ」と軽く確認しながら読むということです。

「人間が地球環境に与えた影響を説明しているんだな」「主人公の気持ちが暗くなっていることを表しているんだな」など、その文章に簡単な役割を与えてあげる作業です。

 

2 傍線部というのは問題作成者が重要なところだ!と思っているから線が引かれているわけです。つまり、じっくり読むべき表現です。

ただゆっくり読むだけ、ではあまり意味がありません。設問を確認する前に、まずは自分ならどんな問題を作るか考えてみませんか。

「ここから読み取れる主人公の気持ちはなにか」「筆者の言うキーフレーズの部分は他にどの部分と言い換えができるか」といったふうにです。

そう考えるときその周辺の文章もじっくりと読むことになり、それが深い理解につながります。

 

以上2つのポイントをおさえて、いろいろなジャンルの文章を読んでみてください。

たくさんの文章を読むということはたくさんの表現に出会うということであり、それは他の文章を読むときの手助けになります。また、いろいろな知識を知るチャンスにもなります。

問題を解くだけでなく、文章そのものに興味を持って読めるようになればきっと理解するスピードも読むスピードも上がるはずです。楽しみながら読書をしてくださいね。

 

 

 

 

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