ネクサスブログ

04

Oct

難しく考えない用言

こんばんは、山村です。

中2生の今回のテスト範囲に『用言』が入っている学校が多いようです。

「用言って苦手!」「意味がわからない!」という生徒はけっこういます。

 

品詞は大きく分けて10個あります。用言とはそのうち動詞・形容詞・形容動詞の3つをまとめたものです。

 

動詞は終止形にしたときに、音の最後がuになるもの。書くkaku 食べるtaberu 歩くaruku

形容詞は終止形にしたときに、音の最後がiになるもの。楽しいtanoshii  おいしいoishii  かわいいkawai

形容動詞は終止形にしたときに、音の最後がdaになるもの。穏やかだodayakada 静かだshizukada さわやかだsawayakada

ただ、いつもこの形で出てくるわけではありません。

例えば「書く」は    1書こ・う/書か・ない  2書き・ます     3書く      4書く・とき     5書け・ば 6書け

「楽しい」は   1楽しかろ・う       2楽しか・った   3楽しい    4楽しい・とき   5楽しけれ・ば

「穏やかだ」は 1穏やかだろ・う     2穏やかだっ・た  3穏やかだ  4穏やかな・とき 5穏やかなら・ば

と形を変化させることができます。このように形を変えられる(活用する)ものを用言といいます。

じゃあ変化しないものとは何か。 連体詞「あの」は形を変えられません。あの本が、あら本→あり本 などになったら文がおかしくなります。

副詞「ゆっくり」もゆっくり→ゆっくら→ゆっくるになったら変ですね。かわいいとは思いますが。

 

変化しても意味が通じるもの、それが用言です(助動詞は今回考えないということで)。

 

また、活用形は未然・連用・終止・連体・仮定・命令の6種類があります。

わかりやすいものは仮定形と命令形です。仮定形は「もし~すれば」の仮の話をしている形をしています。

命令形は形容詞・形容動詞にはない動詞だけの形です。「~しろ!」というびっくりマークをつけるとしっくりくる形。

もう1つわかりやすいのが終止形。そこで文が終了している形です。「~。」の形になるものです。後に続く言葉がないので「文が終わってここで止めるよ」という形です。

 

わかりにくいのが連用形と連体形です。名前が似ています。でも意外とこわくありません。まずは連体形。

これは「体言に連なる」という字になっていますから、体言が下にくっついているものをみつければ大丈夫です。

体言はわかりやすく言うと名詞=主語になることができるものです。モノの名前ですね。

たとえば「書く理由」 理由は名詞なので名詞を説明しているこの場合の「書く」は連体形です。

でも、終止形と同じ形になっていることに気づくひとも多いはず。

動詞の終止形と連体形は同じ形がほとんどです。形容詞も同じく。

ただ、次に名詞がきているか、文が終わっているかの違いがあるだけです。

ちなみに形容動詞な「穏やかだ」+「ひと」→「穏やかひと」と形が変わります。しかし、動詞・形容詞と同様に、名詞が後にきていることに違いはありません。

 

そして連用形。これは「~て」「た」「ます」とくっつく形です。

詳しく考えると連体形と同じように「用言に連なる」品詞です。

用言とは最初に説明したように動詞・形容詞・形容動詞の3つ。これにつながる形です。

たとえば「すばやい(形容詞)」と「走る(動詞=用言)」を合わせて「すばや走る」になります。

走るという用言につながっているので「連用形」となるわけです。

ただ、最初にあるように「~て」「た」「ます」とくっつく場合がほとんどです。こちらを覚えてしまったほうがはやいかもしれません。

 

さあ、最後は未然形。「未だ起こっていないこと」を表していると考えると楽です。

「書こ・う」は書く気持ちはあるようですがまだ書いていないですし、「書か・ない」も「書く」がまだされていない。

「楽しかろ・う」はまだ今は楽しくないようですし、「穏やかだろ・う」もまだ穏やかではないようです。予想の言葉と考えてもよいでしょう。

 

「これからやるかもしれない」という雰囲気が伝わってくるのが未然形、と覚えてしまいましょう。

 

 

ということで用言とその活用形について今回は解説してみました。

 

 

 

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