数学の勉強法〜図形の証明について(1)〜
こんばんは、青木です。
さて、中学生はどの学年も図形の範囲に入った頃だと思います。
2年生からは図形の証明が出てきますが、ここが苦手という人も多いです。
そこで今回・次回と、証明が苦手な人の為に練習法をお伝えしたいと思います。
【ポイント1】合同条件は何も見なくても書けるようにする。
合同条件が分からないことには、合同を証明することができません。
これらを間違えずに書けるようになることが大前提です。
証明をスムーズに進める為の大事な準備になりますので、しっかりと身に付けましょう。
【ポイント2】証明の流れをつかむまでは、穴埋め問題でも証明の文章全てを書くようにする。
どんな風に証明が進むのかを理解しないうちは、自力で書けるようになりません。
だからといって、最初から全て自力で書こうとするとなかなか進まないと思います。
そういう時は、穴埋め問題を解くのが効果的です。
証明の流れを押さえながら等しい辺や角を探していくので、無理なく慣れることができます。
ただ、その時にとても大事なのは、穴埋め以外のところの文章も書き写すということです。
「2つの三角形を比べる時は『△〜と△〜において』と書いているなー」とか
「根拠はこんな書き方をすればいいんだなー」
というような、言葉の使い方に気を付けながら書いてみて下さい。
特に根拠の書き方(『仮定より』『対頂角が等しいから』等々)はとても大事な部分ですので、よく見ておいてほしいところです。
今回はまず『証明の書き方自体に慣れるための練習法』をお伝えしました。
2年生はこれからどんどん証明を書いていくことになりますので、まずはこれをヒントにしながら進めてみて下さい。
3年生で「どうしても証明が苦手…」という人は、このようなポイントをもう一度確認してみるのも良いと思います。
次の私の回は来年になりますが、今度は『基本的な問題をどういうふうに解いていくか』ということをお伝えしようと思います。