間接疑問文は初見の並べ替え問題でミスしやすい
こんばんは、山村です。
今回は中3英語の後半に習う、間接疑問文についてです。
実は長文読解の中にある並べ替え問題で頻出の問題です。
習った直後でも、意外とできないこの文法。基礎から見直していきましょう。
まず、間接があるなら直接は?という話から。
もちろん、直接疑問文もあります。これは簡単に言えばすでに習っている普通の疑問文だと思ってもらいたいです。
①What are you doing now ? 〈今、あなたはなにをしていますか。〉
②Where did you go yesterday ? 〈昨日、あなたはどこにいきましたか。〉
いわゆる「セリフ」的な言い回しです。Aさんという人が、直接相手のBさんに質問をしている形式です。
では、間接疑問文はどうでしょう。
③I know what you are doing now. 〈今、あなたが何をしているのかわかります。〉
④He knew where you went yesterday. 〈彼はあなたが昨日どこに行ったのか知っています。〉
すでに知っていることを誰かに伝えていることがわかると思います。AさんがBさんに〈出来事(だれがどうしたのか)〉を報告しています。出来事の中の登場人物はAさんやBさんと同じであることもあるでしょう。
さて、ここまでは意味の捉え方でしたが、次は文法的な説明をします。
すでにあれ?という部分が③④にあったはずです。
そう、疑問詞の後ろが疑問文ではない!ということ。
例えば、did you go → you went といったように、過去やその他、通常の時制、文法を使った文に戻さなければいけないのです。
それはなぜなのか、というと、あくまで疑問詞のまとまりは〈出来事〉だからです。
「あなたが昨日どのにいったのか、ということ」「彼がいつ帰ったのか、ということ」
I knowなどの続きのまとまりは、このように「~ということ」という形に置き換えることができますので疑問詞は使っていても疑問文ではないんですね!
ちなみに最後に?がつく場合ももちろんありますので、要注意!
⑤Do you know what he wants to be in the future ? 〈あなたは彼が将来何になりたいのか知っている?〉
⑥Did he learn when Tokugawa Ieyasu died ? 〈彼は徳川家康がいつ亡くなったのか学んだのか?〉
これらは文の出だしが疑問文の形をとっていますので、文全体が疑問文だから?を使っているんですね。
間接疑問文とは、間接的に疑問文を取り入れている文、ですので文全体は平叙文・疑問文否定文のどの形でも良いのです。
ここは見落としがちなポイントですので気をつけましょう。
さて、12月に入り、受験生の顔つきも一層真剣になってきたこの頃です。
体調に気を付けて、がんばっていきましょう!