国語の記述問題の基本の考え方
こんばんは、山村です。記述問題の考え方①の記事です。全3回を予定しています。
今回は入試に必ず出題される記述問題の基本事項を確認していきます。
まず、『質問文の意味をよく理解すること』がとても重要です。
例えば「傍線部の意味と、それに対する筆者の意見を述べなさい」という問題文があったとします。
解答に必要なのは①語句の意味の解説 ②筆者の意見・主張 です。1つの問題の中に2つの説明が必要であることを確認しましょう。
また、質問文が「~なのはなぜか」と終わっている場合、解答は「~から。」「~のため。」という文末にする必要がありますし、同様に「どのようなことか」と問われている場合は「~ということ。」という文末にします。
英語でもWhy~?という質問に対してBecause~.で答えます。日常的な会話であれば「なんで今日は早く起きたの?」と聞かれて「はい、そうです」とは答えるひとはいないように、受け答えにはパターンがあります。
さらに言えば、記述問題では「です・ます調」ではなく「だ・である調」が良いでしょう。文字数に限りがありますので、「です・ます調」だと不必要に長い文を書くことになってしまいます。気をつけなければいけないのは、解答は会話ではなく説明だということです。必要なことを簡単に述べることが求められています。
さて、次はいよいよ解答を書く段階ですが、それは次回に持ち越します。