受験対策としての社会(1) − 先ずは地理より始めよ
代表の袖山です。
前回は、入試対策として一番点数を上げやすい教科は理科、というお話をしました。
かなり反響がありまして、夏の追加授業でも理科を受講する方が増えました。
その反響の中で、「社会はどうすれば良いのか?」というお問い合わせがありましたので、今回はそれにお答えします。
今回のお話は
・中3夏の受験対策
かつ
・社会が苦手or大嫌い
という人向けです。定期テスト向けの話はまた後日に回したいと思います。
とはいえ、ヒントになる部分も多いですので、受験生以外も読んでいただけたらと思います。
社会は年々苦手な人が多くなっていますので、ここで点数を稼げると、他の受験生に大きく差をつけることができる教科になっています。
実は社会と言っても大きく分けて3種類ありまして、歴史・地理・公民それぞれに特性があり、攻略法も違います。
3つ全部が苦手な中3生の夏は何から手をつければ良いのか?
それは、地理です。
まだ公民は習い始めたばかりですので、2学期以降の予習をするよりも、1、2年で習った地理をしっかり復習することです。
まず何から始めれば良いのか、それは地図を覚えることです。
世界地図と日本地図を時間のあるときに出来るだけ眺めて下さい。
そして、国名と都道府県を覚えて下さい。すべてはそれからです。
もちろん名前だけでは無く、場所も一緒です。
都道府県はすべて覚えて下さい。その次に県庁所在地を。県庁所在地は都道府県と一緒に全部丸ごと覚えた方が良いです。天気図などは都道府県では無く、都市名でテストに出ます。例えば仙台とか高松とか松江とか。その時に、ぱっとどのあたりかわかるようになっていると有利です。
国名ですが、アメリカ周辺(アメリカ、カナダ、メキシコ)、アジア(中国、韓国、北朝鮮、モンゴル、フィリピン、タイ、シンガポール、インドネシア、インド)、イスラム圏などの中央アジア(サウジアラビア、イラン、イラク、トルコ)、ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド)、南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン、チリ)、アフリカ(エジプト、南アフリカ)そして、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド。これだけは確実に覚えて下さい。
あとは赤道が通っている国は覚えておくことです。アフリカはケニア、南アメリカはエクアドル。アジアはインドネシアですね。
まずは地図を頭にたたき込んでからは、各地の気候風土、産業、宗教などを覚えていきます。そうでないと、頭の中が整理されませんので、言葉だけ覚えても点数が取れるようになりません。
社会は暗記教科だと思っている人が多いと思います。でも純粋な暗記量で言えば、英単語や国語の漢字の方が圧倒的に多いです。
社会で覚えるとこはそれに比べれば少ないですし、中3の夏からでも間に合います。間に合わないと思っている人はやる気が無いだけです。
世界の国だってすべて覚える必要はありませんし、本当はたいした量ではありません。
地理は入試で浅く広く出る単元ですので、基本的な事を覚えてしまえば点数の取りやすい教科です。
「先ずは地理より始めよ」です。
では、歴史と公民は?
それは次回の更新でお話していきます。