春は社会科を伸ばすのに良い時期です
社会科は暗記教科か?という質問を良く受けます。
その答えとしては、暗記の必要はあるが、暗記しただけでは正解できない問題が年々増えている、ということです。
実際、定期テストや入試問題でも資料や年表などから答える問題は非常に多いですし、記述問題の配点が高いのでただ用語を覚えているだけでは点数は取れません。
社会科の勉強のコツとしては、まず全体像を把握することが大事です。
歴史なら古代から現代まで、地理なら世界地理と日本地理の全単元を、テスト範囲など気にしないで、一気にやってしまうのです。
その時に、問題集を全部やるのでは無く、各単元の最初の「確認問題」だけをやっていきます。そのあとにある練習問題やテスト対策問題などは飛ばします。
これなら、歴史と地理の全単元を1〜2週間で終わらせられると思います。
その時のコツとしては、すべてを覚えようとはしないこと、です。
すべてをしっかり覚えてから先に進もうとすると、スピードが落ちます。
スピードが落ちると、前にやったことを忘れてしまいますし、時間がかかりすぎて勉強するテンションが下がって続かなくなります。
完璧覚えようとしない代わりに、2周、3周、4周と繰りかえしやり続けます。
そうすることで、地理や歴史の全体像が見えてきます。
全体像を大まかに掴んだ上で、テスト前に細かいところまで勉強を進めていくと、するすると知識が入ってくるようになります。
定期テストがしばらく無い3月〜5月はじっくりと社会に時間を取ることが出来る良い時期です。
数学や英語や理科のように多少分からないことがあっても先に進めて行けるのが社会という教科です。
苦手だという人は、ぜひこの機会に得意教科にしていきましょう。