蒸散の計算のコツ
中2の理科の定期テストや高校入試によく出題される問題の1つに、植物の蒸散の実験があります。
今回はこの問題を解くコツを取り上げてみようと思います。
Q.
同じ植物の枝を4つ用意し、葉の裏にワセリンを塗ったものをA、表に塗ったものをB、
何も手を加えないものをC、葉を取り除いたものをDとする。
それぞれ水を入れた試験管に挿して水面に油をたらし、光の当たる場所にしばらく置いた後、
水の減少量を調べたら下の〈表a〉のようになった。
葉の表・裏から放出された水の量はそれぞれ何㎤か?
A.
この問題で最も注目すべきポイントは『どの部分から水が放出されたのか』です!
葉の表から放出された水の量は[A表・茎−D茎]で求められるため、2.4-0.8=1.6(㎤)
葉の裏から放出された水の量は[B裏・茎−D茎]で求められるため、5.2-0.8=4.4(㎤)
それぞれ[C表・裏・茎−B裏・茎]、[C表・裏・茎−A表・茎]でも求めることができます。
ぜひ試してみてください!