語彙力を伸ばすための問題集
今回は以前に投稿しました、この記事の続きになります。
この記事を書いた後に、新刊で語彙力を鍛えるドリルが発売されましたので、今回はその問題集の紹介をしていきます。
『書いて覚える! 国語力を伸ばす 語彙1700ノート』(文英堂)
語彙を伸ばす系の書籍は、単語とその意味が簡潔にまとまっていて、それにその単語を使った例文が載っているという形式です。
別途問題が載っているわけでは無いので、何回も繰り返して読みながら覚えていくことになりますが、読むだけで覚えるのは苦手な方も多いです。
このドリルは1ページに同じテーマの単語が12個載っており、意味と類義語がまとまっています。
同じページの下部に例文の穴埋め問題があり、その12個の単語中から選んで埋めていく、という形式になっています。
ただ読むだけではなく、穴埋めドリルをすることで記憶の定着をはかっていきますので、丸暗記よりはスムーズに進めていけます。
高校入試に向けて語彙を伸ばす目的でこの時期からコツコツ進めていくことにも使えますし、高校1年生が現代文対策の1冊目にこのレベルの単語をおさらいするのにも使えます。大人でも意外と知らなかったり、間違えて覚えている言葉も多いので、良いトレーニングになるかと思います。
ただし、中学生には難度が高めの単語も多いので、もともと国語を苦手な方は、「現代文の勉強に困っている人はまずはここから始めよう」の記事で紹介した『ゆる語訳 現代文単語』から始めても良いと思います。
こういった語彙力強化問題集は市販のものではあまりなく、あっても上級者向けのものが多いです。
今回紹介した『書いて覚える! 国語力を伸ばす 語彙1700ノート』はまだ易しい方です。
もっと易しい語彙力育成問題集は塾専用教材ではたくさんありますので、塾の授業ではそちらを使って授業を行っています。