中学生向けの英和辞典の選び方
この時期は、辞書はどれを選んだら良いか、というお問い合わせを多くいただきます。
今日は、おすすめの英和辞典の紹介をいたします。
ネクサス推奨の英和辞典は、学研の『ジュニアアンカー英和辞典』です。
文字の見やすさもそうですが、何よりも例文が豊富なことと、類語の解説や図がわかりやすいです。
公立中学に通い始めたばかりの中1生であれば、これを選べばまずは間違いないと思います。
次におすすめの英和辞典は東京書籍の『ニューホライズン英和辞典』です。
文字も見やすいですし、頻出単語は赤字になっており、初学者でも単語を見つけやすい仕様になっています。
ミニ和英辞典もついており、和英辞典が必要かどうか迷っている方はこれを買って様子を見て、これでは足りないということであれば、改めて和英辞典を買い足すという選択肢が持てます。
カバーが柔らかく、開きやすい構造です。
ただ、他の辞書に比べて重いのが難点ですね。
この2つが推奨辞書になります。
英検を受ける予定の小学生であれば、旺文社の『マイスタディ英和辞典』もなかなか面白い辞書です。
まず、他の辞書に比べて字が大きいです。なので、小学生でも使いやすいです。
旺文社は英検関連の書籍を多く出していることも有り、そのノウハウが詰まっています。
そして、英検での重要単語に、これは何級の単語かが書いてあります(3〜5級)。
そのために単語の難易度が分かるので、子どもにとって勉強しやすいと思います。
短所は長所と裏表となります。
英検を受ける予定のない子にはその情報が邪魔になりますし、文字が大きいために1ページに載っている単語数が少なく、探すのに時間がかかる場合があります。
ここからは逆にオススメしない英和辞典の紹介です。
まずは、ベネッセ『Challenge中学英和辞典』。
収録語数は他の辞書よりも16500語と確かに多いですが、そのせいでただの単語帳になってしまっています。
単語の羅列になってしまっており、深く調べるには向いていません。
三省堂『初級クラウン英和辞典』そして大修館書店『ベーシックジーニアス英和辞典』の2冊もオススメしません。
理由としては、この2冊は初学者用に一から設計したのではなく、高校生向けの上位の辞書から難しい単語を引いただけの作りになっています。
なので、本当の初学者には使いにくくなっています。全然ベーシックではないです。
これらの上位の辞書は良い作りになっていますが、中学生用をうたっているものは普通の中1生には扱いにくいと思います。
ただ、購入される場合は、一度書店で手にとって確認してから購入されるのが良いと思います。