主格の関係代名詞
こんにちは、山村です。
中3英語といえばこの時期は関係代名詞だらけのテストとなります。
用法がいろいろとあり、分詞同様使い分けが難しいところです。
まずは分詞の文とどう違うの?というところ。
A:The boy running in the park is Tom.
B:The boy who is running in the park is Tom.
ABはどちらも「公園で走っている男の子はトムです」という文です。
なにがちがうのか。who isの部分ですね。ここが追加されています。
どちらも元々次の2つの文をつなげたものです。
The boy is Tom. + He is running in the park.
Aの文はつなげるときにThe boyとかぶっているHeの部分を省略、ついでにisも省略ということをしていました。
主語は二人もいらないし、isまで省略するのは、つなげたときに違和感を残すためだと思ってください。
running の前にisがないとおかしいな?いつもみたいに主語→動詞の順番(少年は公園で走っている)で読むんじゃないな?
そうか、後ろから前の言葉を説明している(公園で走っている少年)んだ!とわかるわけです。
Bの文はどうでしょう。
B:The boy who is running in the park is Tom.
これは文をつなげるときにThe boyとかぶっているHeの部分を省略、ではなくwhoと交換します。
ついでにisも省略せず、残すということをしています。交換&残存です。
受け身の文も同様に、Cは省略&省略、Dはwhichに交換&isは残存です。
C:The book written in English is mine.
D:The book which is written in English is mine.
でもここで気になるのは日本語だと同じ文なら、関係代名詞なんてやらなくてもいいのでは?というところです。
残念ながらそうはいかないのが文法です。関係代名詞のこれらの用法はほんの一部に過ぎません。
よく思い出してみましょう。分詞の文は「進行形」と「受け身」の二つしかありませんでしたね?どちらもbe動詞を用いる文とそれ以外の文をつなげる使い方でした。
ただ、関係代名詞は「進行形」の文も「受け身」の文もどちらも使えますし、それ以外にも使えます。
つまり、現在形であったり、過去形、助動詞その他いろいろ…具体的に見ていきましょう。
E:The girl is Nancy. + F:She stands under the three.
この文はつなげると The girl who stands under the three is Nancy.となります。
進行形や受け身の文でなくても使えていますよね?元々の文に進行形や受け身が使われていないとbe動詞がそもそも使われていない(※)ので残す必要はありません。かぶっている主語のThe girl とSheのうち、代名詞をwhoに変えるだけです。
※ちなみにEの文におけるis Nancyのis は後ろにingが来ているものではないのでこの場合はカウントしていません
The man is my father. + He walked with his dog.
これらの文は The man who walked with his dog is my father.
Tom needs the man. + He can speak Japanese.
これは Tom needs the man who can speak Japanese.
というように、関係代名詞の文は元の文がどういった形でも対応できる、使い幅の広い文法なんですね。
以上今回は主格の関係代名詞についての記事でした。