国語の文法のおさらい②
こんにちは、山村です。
文法についての復習の第2弾です。
今回は忘れやすい・間違いやすいでおなじみ、連体詞と副詞です。
まずは共通点。これらはどちらも「次にくる言葉を説明する品詞」です。
ちなみに「次にくる言葉」は直後の語とは限りませんのでご注意ください。
また、他の共通点としては「主語にならない」「活用しない」などがあります。
実際に例文をみていきましょう。
①あの本がほしい。
②だんだんと寒くなった。
①「あの」は次にくる「本」を説明しています。本は名詞、すなわち体言です。
体言に連なっている品詞なので連体詞です。
連体詞についてのひっかけ問題でよくあるのは「大きな池」の「大きな」の品詞はなに?という問題。
「~な」「~だ」=形容動詞!!と答えてしまいがちですが、この「大きな」は「大きだ」に変化しません。
つまり活用がなく、でも体言につながっているので答えは「連体詞」です。
②「だんだんと」は「寒く」につながっています。寒くの終止形は「寒い」、すなわち形容詞→用言です。
基本的に用言を説明しているものは副詞です。
以上、「連体詞」と「副詞」の違いについてでした。
文法問題でなんとなく「体言」「用言」でないものは適当に解答を作ってしまいがちですが、きちんとそれぞれに役割があることを再確認しておきましょう。