大学入試で現代文が苦手な人は「自分に合う先生」を見つけよう
大学入試の現代文が苦手な生徒には、ある共通した特徴があります。
それは、
「現代文の参考書を何冊もやっているのに、なかなか成績が上がらない」
ということです。
書店に行けば、現代文の参考書や問題集はたくさんあります。
「この参考書がいいらしい」
「この問題集が難関大学におすすめらしい」
「学校の先生にはこれを勧められた」
「ネットでは別の参考書が紹介されていた」
そんな情報を見ているうちに、気がつけば複数の先生の参考書を買ってしまう。
しかし、現代文が苦手な人ほど、これはあまりおすすめできません。
現代文は「先生によって説明の仕方」がかなり違います
現代文の参考書を選ぶときに、意外と重要なのが、
「どの先生が書いた本なのか」
ということです。
現代文は数学や英語と違って、問題の解き方を説明する方法に先生ごとの個性がかなりあります。
文章の読み方を重視する先生もいれば、設問の選択肢の分析を重視する先生もいます。
また、
「本文をどう読めばいいのか」
「傍線部をどう分析するのか」
「選択肢をどう切るのか」
といった部分についても、先生によって説明の仕方が異なります。
そのため、ある先生の説明では「なるほど、そういうことか」と理解できたのに、別の先生の説明になると急にわからなくなる、ということも珍しくありません。
これは、その先生が良い・悪いという話ではありません。
単純に「自分との相性」があるのです。
だからこそ、現代文が苦手な人には、まず「自分に合う先生」を見つけてほしいと思います。
これは実際に塾で現代文を指導するときにかなり意識していることです。
現代文が得意な生徒なら、複数の先生の考え方を比較しながら勉強することもできます。
現代文が苦手な生徒におすすめしたいのは、
最初に何人かの先生の入門レベルの本を試してみること
です。
そして、
「この先生の説明が一番わかりやすい」
と思える先生を見つけたら、そこからはできるだけその先生の教材で学習を進めていきます。
例えば、代表的な流れとしては次のようなものがあります。
柳生先生がわかりやすいなら
『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』などの入門教材
→ 『現代文ポラリス』シリーズ
→ 『The Rules現代文問題集』シリーズ
というように、柳生先生の考え方を軸に学習していく方法があります。
東進系(西原先生)の説明がわかりやすいなら
『現代文読解をはじめからていねいに』
→ 『新レベル別問題集』
というように、東進系の教材を中心に進めていく方法があります。
宗先生の説明がわかりやすいなら(映像授業の方が取りかかりやすい場合も)
宗先生の「ムビスタ」系の教材
を中心に学習していく方法もあります。
もちろん、ここに挙げた教材だけが正解というわけではありません。
大切なのは教材の名前ではなく、
「自分が理解しやすい説明をしてくれる先生を見つける」
ことです。
そして、問題を解くこと以上に、
「解説を読んだとき、自分が納得できるか」
を確認してください。
「なるほど、だからこの答えになるのか」
と自然に理解できる先生がいれば、その先生が自分に合っている可能性があります。
逆に、有名な先生の本であっても、
「説明を読んでもよくわからない」
のであれば、無理にその先生の教材を使い続ける必要はありません。
現代文の勉強は「一貫性」が大切です。
現代文の勉強で大切なのは、参考書を何冊も制覇することではありません。
まずは、
「この先生の説明ならわかる」
という先生を見つける。
そして、その先生の教材を中心に、
入門
↓
基礎
↓
標準
↓
過去問
と段階的に進んでいく。
これが、現代文が苦手な人にとっては非常に取り組みやすい方法です。
もちろん、最終的には複数の先生の考え方を知ることが役に立つこともあります。
しかし、それは基礎が身についてからでも遅くありません。
現代文が苦手な人ほど、「いろいろな参考書をやる」のではなく、「自分に合った先生を見つけ、その先生から一貫して学ぶ」ことをおすすめします。
まずは入門レベルの教材を1冊ずつ手に取ってみてください。
「この先生の説明、わかりやすい!」
そう思える先生に出会えたら、そこから先は、その先生を信じて進んでみましょう。





