英語をはやい段階でスタートするメリット
こんにちは、山村です。
ネクサスでは小学校1年生から英語を習うことができます。
・早いうちに英語に慣れておきたい
・中学の内容についていけるようにしたい
英語をスタートする理由にはこの2つが大きいと思います。
実はこの2つ、違う目的のようにも見えますが、目指すところは同じように感じます。
中学英語の予習をする場合、もちろん文法を中心とした授業がメインとなります。中学校入学の直前直後は特に第1回の定期テストに向けた予習をしていきます。学校では教科書を使って文法の基礎を進めていくので、その予習として塾で授業をする形式ですね。もちろんこの形式で予習することでテストがうまくいく場合もとても多いです。
では、小学校のうちに英語をスタートするメリットはあまりないのでしょうか…。
いいえ、そんなことは決してありません!メリットはたくさんあります。
むしろ小学校のころから少しずつ英語に触れることで、中学英語をより感覚的かつ論理的に理解することができるようになります。英語という言語に慣れれば慣れるほど、文法についての理解度も高くなっていくのです。
ネクサスでは生徒さんによってスタート地点は変わるものの(アルファベットからスタート、ローマ字からスタートなど)、基本の授業として絵本を使っての感覚を養う(聞く・読む・話す・書く)練習と文法の練習の2つを並行しておこなっていきます。
絵本を使っての学習を続けることによって
①聞く・読む・話す・書くの4つが徐々に速く、正確にできるようになっていきます
②繰り返し使われる基礎単語を、特別なテストなどを行うことなく発音・意味・スペルを覚えていくことができます
③絵本に関する問題を解くことで文を読み取る力、そしてそれを英語で表現する力が育ちます
④並べ替え問題を解くことで、英語の語順を理解するようになる
特にここで説明したいのは②と④です。
まずは②(繰り返し使われる基礎単語を覚えていくことができる)について。
ローマ字を習得しているということと英単語が書けるということはイコールにはならないことが多いです。
逆にローマ字の知識をそのまま生かそうとすると、英語のスペルや発音の壁にぶつかることも少なくありません。
makeをmeik、likeをlaikと書いてしまったりというミスを見かけます。
英語の性質上makeやtakeといったようなスペルの場合発音がmeɪk ・ teɪkとなり、ローマ字読みにはならないということが初見では理解しづらいのです。
しかし、絵本を何度も、何冊も読んでいき、これらの単語を声に出して読み、書くことで感覚的にこの仕組みを理解することができます。
そしてこのことを理解していることによって、新出単語が出てきた場合、どのような発音になるのかを感覚で言い当てることができるようになるのです。
実は非常にここが大きなメリットです。中学校に進む前からこの感覚が養われていると、英語という言語を学ぶときにぶつかる壁をより少なくできます。そしてその結果、より難しい内容のものにチャレンジする時間を増やすことにもなるのです。
次に④(並べ替え問題で英語の語順を理解するようになる)について。
ネクサスでは絵本に関するプリントの中で、並べ替え問題を取り扱っています(本文に登場する文が3単語以上の組み合わせからなっている場合)。
最初はもちろん簡単な文からスタートするのですが、これがなかなか苦戦してしまいます。
徐々に慣れていくのですが、そこにも段階があります。
レベル1 耳に残っている音からたどる(音読練習を重ねることで耳に文の語順が残っているのです)
レベル2 主語が書けるようになる(絵本の主語は同じものが繰り返しでてきますので、自然と何が最初かがわかってきます)
レベル3 どの単語とどの単語が隣り合って並ぶのかがわかる(went toやwanted toなど)
レベル4 冠詞(a,theなど)がどういった意味で、どこに置くのかがわかる
どの段階も非常に大切なものなのですが、今回は特にレベル4について説明します。
中学校の最初の定期テスト、もしくはその後ずっとaやtheを付け忘れる生徒さんをよく見かけます。
日本語には当てはまる文法があまりない特殊な感覚なのですが、書かなければ定期テストでは減点対象となってしまいます。
絵本を読むとまずは感覚的に名詞とセットで覚えます。「the children」といったように発音の中で続けて言うのが当たり前になるのです。
そして徐々にaやan、theの発音など様々な種類のものが登場し、疑問に思うようになります。
「aってなに?」「theってなに?」と。
ここまでくるとそれまで気にしていなかったような、英語についての様々な質問が生徒さんから投げかけられます。もちろんその都度答えていくのですが、このレベルに達すると絵本と並行して文法問題に取り組んでもらうようになります。
【aとanの違い】や、【名詞の複数形にはsがつく】、【inやunderは日本語とはちがい、場所がその後ろに置かれる】といったことをルールとして覚え、理解するようになるのです。
また、並べ替え問題を解くことによって【文頭は大文字】【文末はピリオドかクエッションマーク】【人の名前の一文字目は大文字】といった英語の基本を、最初は迷いながら、そして徐々に無意識に書けるようになります。
文法についての練習は最終的に中学校の予習になります。小学校の間に中学1年生の内容を習得し終える場合ももちろんあります。ネクサスでは英語検定の実施もしておりますので、どんどんチャレンジしてモチベーションを上げていってほしいと思っています。
長くなりましたが、以上のように小学校の間に英語をスタートするメリットはたくさんあります。しっかりと取り組めば取り組むほど感覚を養うことができ、そしてそれは文法の理解につながります。絵本を使っての学習、文法を練習すること、この2つが相乗効果となって英語の力を身につけることができるようになるのです。
英語学習を始める前はわからないことが多く、不安になることもあると思いますが、そんなときは思い切って学習をスタートすることをおすすめしたいです。